COLUMN従業員が出す弁当ガラはどう考える?

  • 2015.09.15
  • 廃棄物区分

従業員が出す弁当ガラはどう考える?

行政の解釈、現場での実態は様々です。

産業廃棄物か一般廃棄物かを考える際によく取り上げられるものに「弁当ガラ」があります。
従業員の飲食も事業活動において不可避だと考えると弁当ガラも産業廃棄物だと考えられます。一方、従業員の飲食は生活の延長線上にあると考えると弁当ガラは事業に伴ったものではなく、一般廃棄物と判断できます。
そこで一都三県(東京都・神奈川県・千葉県・埼玉県が対象、各都県内の政令市は除く。)へ「オフィスで従業員が出す弁当ガラは産廃か、一廃か」というヒアリング調査を行いました。

一都三県の「弁当ガラ」の考え方

東京都 【産業廃棄物】
ただし、排出場所の市区町村が一般廃棄物として引き取ると言えば、事業系一般廃棄物として処理されることもある。
神奈川県 【事業者の判断】
一廃か産廃かの判断は事業者による。ただし、一般廃棄物と判断した場合にそれを一廃として受け入れるかの判断は市区町村の施設によるため、市区町村が一廃として認めなければ産廃として処理すべき。
千葉県 【一般廃棄物】
従業員の生活の延長線上で排出されたものと解釈。
(千葉市・船橋市・柏市は除く。)
埼玉県 【産業廃棄物】
埼玉県では原則産廃として扱う。

※2015年9月 ユニバース調べ(各都県内の政令市は除く。)
※ユニバースにて要約しているため、必ずしも上記行政の判断基準を保証するものではありません。

行政の判断だけでなく、オフィスの環境によっても実態が異なると言えます。
オフィスビルのテナントとして入っている場合、多くはそのビルの管理会社が指定した処理業者へ廃棄物を委託することが一般的なため、企業として行政の判断に基づいて一廃・産廃を適正に分別しようとしても、ビル集積場所にてまとめて産廃として処理される、あるいは一般廃棄物として処理される、といったことはよく聞く事例です。
また、各地に事業所がある企業では、行政ごとに判断が異なると対応が煩雑になる点から、行政によって判断が異なることを理解した上で、社内統一ルールを作成し、処理を行っている場合も見受けられます。