COLUMN保管場所の掲示はどこに必要?

  • 2014.12.08
  • 自社処理のルール

保管場所の掲示はどこに必要?

原則として、各保管場所に必要となります。

産業廃棄物は、処理が行われるまでの間適切に保管しなければなりません。産業廃棄物の保管基準は、周囲に囲いを設けることや掲示板を掲げることなどが廃棄物処理法に定められています。(廃棄物処理法 施行規則 第八条)
囲いについて明確な基準はありませんが、保管する廃棄物の荷重がかかる場合にはその荷重に耐えられる強度が必要になります。
掲示板は廃棄物の保管場所である旨を見やすい場所に、縦横60㎝以上の掲示板を掲げます。様式は定められておらず、図1の数量以外の4つの記載事項があれば問題ありません。(廃棄物処理法 施行規則 第八条)
数量は記載事項ではありませんが、記載されているものが一般的です。
他にも、保管場所から産業廃棄物の飛散、流出、悪臭、害虫等が発生しないようにする必要があります。

図1:産業廃棄物保管場所記載事例

図2:事業場の想定ケース

法令では保管について「産業廃棄物が運搬されるまでの間、(中略)保管しなければならない」とのみ定められ、「保管」に該当する期間の例示、数量の定義はされておりません。
図2の様に各工程から廃棄物が排出される事業場の場合、各工程でも、一時的に保管されている(=掲示が必要)とも考えられます。
ですが、各工程ごとの保管となると業種によってはとても少量であったり、短い期間のみの保管であったり、一定の場所ではなく移動したりとする場合が多く、その都度60㎝角の掲示板を掲げることは実務的ではありません。
保管場所の掲示の目的は、廃棄物を適正に管理するためです。
保管しているものが何であるかを関係者に明示し取り扱いに注意する、また保管されている廃棄物に異変が起きた時に、管理者に速やかに連絡が取れるようにすることで、処分するまでの保管段階で環境を汚染するようなことがないようにします。
そのため、保管する量や機関に明確な基準はありませんが、以下三点の様な保管場所に浮いては、適切な管理を行う上で保管場所として掲示を掲げる必要があると考えられます。

・発生場所から移動し、改めて集積場所に保管する際の集積場所
・おおむね10m3以上の保管量となる保管場所
・おおむね1ヶ月以上そのままの状態で保管する保管場所

産業廃棄物保管場所の掲示については、見解や判断が分かれる可能性のある部分ではありますが、適正な処理の為に必要な情報を掲示することが求められています。

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